現代歌人集会 巻頭言
現代歌人集会は、1970(昭和45)年に京都で発足した、主に西日本を拠点として活動する歌人から成る超結社の集団です。
大会では、集会の目的である「現代短歌を推進すること」にふさわしいテーマを設定し、講演やパネルディスカッションなど行っています。大会はまさに歌人が集い、意見を交わす場であり、年に二回、京都だけでなく近畿圏、さらに中部以西九州までの各地で開催されています。また第一歌集を主たる対象として選定される現代歌人集会賞は1975年から始まり、2024年に50回を迎えます。理事会は、新鋭を含め多様な世代の会員12名から構成されています。集会が歌を作り考える人々にとって有意義な機会をもたらすものとなるよう、一同力を尽くしたいと存じます。
皆様には現代歌人集会の活動へのご理解とご協力をお願い申しあげます。
現代歌人集会理事長(第八代) 島田 幸典
現代歌人集会について
現代歌人集会は、1970(昭和45)年11月に「現代短歌を推進すること」を目的とし、高安国世を初代理事長として創設された、主に西日本で活動する歌人から成る超結社の集団です。2020年に設立から五十周年を迎えました。その拠点は京都に置かれており、現在およそ280名の会員が所属しています。
集会の毎年の主な活動は、以下のとおりです。
・春季・秋季の年二度の大会を京都ならびに西日本の各地で開催しています。現代短歌の発展と普及に寄与し、他ジャンルとの交流を図るべく、講演やシンポジウムなどを企画・実施し、会員相互の率直な意見交換を行う機会としています。
・現代歌人集会賞を選定しています。対象となるのは、一年間に西日本在住の歌人が出版した歌集です。会員アンケートに基づく候補歌集の選出と理事会における選考により決定します。
・年に一度会報を発行し、集会の活動について報告しています。
入会手続:
会員の資格として、歌集・歌書のあることを原則としています。現会員からの推薦に基づき、理事会による審査を行い、総会における承認を経て、会員となります(会費3千円)。
理事会:
現代歌人集会の運営にあたります。理事12名のうち10名は総会において選挙により選出され、第1回理事会においてさらに2名が選出されます。任期は2年です。
理事長は現代歌人集会を代表し、会務を統括します。第1回理事会において互選により選出されます。
現代歌人集会
春季大会
2024年6月29日(土)
共催:堺歌人クラブ
約120名の皆様にご来場いただきました!
どうもありがとうございました。
【プログラム】
12:30 受付
13:00 開会挨拶:小西美根子氏
13:10 基調講演:島田幸典理事長
13:30 講演:川野里子氏「私達は今どこにいるのか−短歌と世界文学」
15:00 休憩
15:20 パネルディスカッション睦月都氏・黒瀬珂瀾理事・鈴木晴香理事
16:50 閉会の辞: 江戸雪理事
17:00 閉会総合司会 永田淳理事
【会場】堺市立東文化会館 フラットホール
https://www.sakai-bunshin.com/facilities/east/equipment/
【参加費】2,000円
【問い合わせ・お申込み】
永田淳理事
TEL:075-705-2838 FAX:075-705-2839
Mail: seijisya*osk3.3web.ne.jp (*を@に置き換えてください)現代歌人集会
福岡エリア歌会
■2023年10月1日(日)
14:00~17:00
■福岡市博多区住吉1丁目2キャナルシティ博多
ビジネスセンタービルB1F CA2会議室 定員:25名
■未発表短歌1首 締め切り
9月27日(水)
参加ご希望の方は、TwitterよりDMをお送りください。詠草の送り先をお知らせいたします。
■参加費 2000円(当日支払い)
■参加理事(参加理事が変更される場合もあります)
江戸 雪 尾崎まゆみ
永田 淳 林 和清
前田 康子 松村 正直司会進行: 魚村晋太郎
チラシのダウンロードはこちら
現代歌人集会賞
歴代の受賞者・受賞作品
第 1回(1975年)斎藤すみ子『劫初の胎』(反措定出版局)、浜田康敬『望郷篇』(白玉書房)
第 2回(1976年)永田和宏『メビウスの地平』(茱萸叢書)
第 3回(1977年)水落博『出発以後』(不識書院)
第 4回(1978年)永井陽子『なよたけ拾遺』(短歌人会)
第 5回(1979年)浜田陽子『夕紅の書』(桃林書房)、安森敏隆『沈黙の塩』(新風土社)
第 6回(1980年)太田正一『風光る』(白玉書房)、蒔田律子『風景は翔んだ』(古径社)
第 7回(1981年)百々登美子『草昧記』(砂子屋書房)、阿木津英『紫木蓮まで・風舌』(短歌研究社)
第 8回(1982年)坂野信彦『銀河系』(雁書館)、引野収『冷紅―そして冬』(桃林書房)
第 9回(1983年)東淳子『化野行』(石川書房)、水沢遙子『時の扉へ』(不識書院)
第10回(1984年)該当作なし
第11回(1985年)栗木京子『水惑星』(雁書館)
第12回(1986年)高倉レイ『薔薇を焚く』(不識書院)
第13回(1987年)對馬惠子『古文花押』(不識書院)、三宅霧子『黄金井川』(不識書院)
第14回(1988年)力身康子『石の眼』(不識書院)
第15回(1989年)櫟原聰『光響』(不識書院)、本土美紀江『ファジーの界』(短歌公論社)、源陽子『透過光線』(砂子屋書房)
第16回(1990年)香川ヒサ『テクネー』(角川書店)、筒井早苗『日のある時間』(石川書房)
第17回(1991年)小石薫『木枯しの陣』(ながらみ書房)、間鍋三和子『二月の坂』(短歌新聞社)
第18回(1992年)奈賀美和子『ふたつの耳』(川島書店)、林和清『ゆるがるれ』(書肆季節社)
第19回(1993年)該当作なし
第20回(1994年)中津昌子『風を残せり』(短歌新聞社)
第21回(1995年)辻喜夫『わかれみち』(ながらみ書房)
第22回(1996年)米満英男『遊歌之巻』(雁書館)
第23回(1997年)池田はるみ『妣が国 大阪』(本阿弥書店)
第24回(1998年)大辻隆弘『抱擁韻』(砂子屋書房)、坂出裕子『日高川水游』(柊書房)
第25回(1999年)沢田英史『異客』(柊書房)
第26回(2000年)大塚ミユキ『野薔薇のカルテ』(短歌研究社)
第27回(2001年)万造寺ようこ『うしろむきの猫』(青磁社)
第28回(2002年)島田幸典『no news』(砂子屋書房)
第29回(2003年)小谷陽子『ふたごもり』(砂子屋書房)
第30回(2004年)魚村晋太郎『銀耳』(砂子屋書房)
第31回(2005年)山下泉『光の引用』(砂子屋書房)
第32回(2006年)川本千栄『青い猫』(砂子屋書房)
第33回(2007年)小川佳世子『水が見ていた』(ながらみ書房)
第34回(2008年)紺野万里『星状六花』(短歌研究社)、澤村斉美『夏鴉』(砂子屋書房)
第35回(2009年)永田淳『1/125秒』(ふらんす堂)、森井マスミ『ちろりに過ぐる』(短歌研究社)
第36回(2010年)笠井朱美『草色気流』(砂子屋書房)
第37回(2011年)黒田瞳『水のゆくへ』(砂子屋書房)、福井和子『花虻』(角川学芸出版)
第38回(2012年)近藤かすみ『雲ケ畑まで』(六花書林)
第39回(2013年)大森静佳『てのひらを燃やす』(角川学芸出版)
第40回(2014年)楠誓英『青昏抄』(現代短歌社)、沙羅みなみ『日時計』(青磁社)
第41回(2015年)土岐友浩『Bootleg』(書肆侃侃房)
第42回(2016年)虫武一俊『羽虫群』(書肆侃侃房)
第43回(2017年)大室ゆらぎ『夏野』(青磁社)
第44回(2018年)山下翔『温泉』(現代短歌社)
第45回(2019年)藪内亮輔『海蛇と珊瑚』(角川文化振興財団)
第46回(2020年)笠木拓『はるかカーテンコールまで』(港の人)
第47回(2021年)北辻一展『無限遠点』(青磁社)、笹川諒『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)
第48回(2022年)竹中優子『輪をつくる』(角川書店)、田村穂隆『湖とファルセット』(現代短歌社)
第49回(2023年)菅原百合絵『たましひの薄衣』(書肆侃侃房)
理事
2024年、新しい理事会が発足しました。
理事長 島田幸典
副理事長 江戸雪
会誌 大辻隆弘、黒瀬珂瀾
事務局 永田淳
名簿 大森静佳
WEB 鈴木晴香
広報・渉外 川本千栄
会計・大会会計 江戸雪、楠誓英、吉野亜矢
理事会 林和清
エリア歌会 林和清
新入会員管理 小黒世茂任期の2年間どうぞ宜しくお願い致します。
ブログ
現代歌人集会の情報をお知らせします。
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事務局 永田淳
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